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ものすごく共感する言葉がある。

それは自分がそう思っていたから、共感したのかもしれない。
もしくは自分もそう思いたいから、共感したのかもしれない。

金城一紀という小説家がいる。
『GO』が最も有名な小説家だ。

僕は彼の小説が大好きで、新刊が出れば
すかさず買うということを長い間繰り返している。

その中でゾンビーズシリーズというものがある。
いかにもバカバカしく、間抜けな物語っぽい匂い満載だ。

実際バカバカしく、間抜けな物語だ。
オチコボレ男子高校生たちがドタバタ活劇を繰り返しハッピーエンド。
取り立てて深い感動もすることなく、笑いありのライトエンターテイメント小説だ。

現在は新作も含めて4冊刊行されている。
レヴォルーションNO.3
FLY,DADDY,FLY
SPEED
レヴォルーションNO.0

僕はこのゾンビーズシリーズが大好きなのだ。
それは金城一紀の紡ぐ言葉にどうしようもないくらい共感してしまうからだ。

なんでだろうなあって考えてみると、
きっと僕は金城一紀に、ゾンビーズ軍団に自分を重ねたいと思っているからなのだろう。
自分を重ねてるじゃなくて、重ねたい。

物語の中でオチコボレ男子高校生ゾンビーズは
どうしようもない高校でもがき、苦しみ、怒り、叫び、走る。

彼らはボーダーを超える。越えようとする。
それは社会であったり、慣習だったり、常識だったり、ルールだったり、規則だったり
ちっぽけな名誉であったり、どうでもいい保険であったり。

大きなシステムや壁に、仲間と転がりながら、ヘラヘラ笑いながら、立ち向かう。
その戦いはあまりにも小さく、決して大きな変化など起きない。

でも、それでも彼は自由になるべく、走り続け、叫び続ける。
僕はきっと憧れているんだろうなあ。こうなりたいって。
だから、きっと共感してしまうのだろう。

彼らが発する言葉は僕の全身に突き刺さり、沸騰して、泡ぶく。
一緒に走ったり、叫んだり、ヘラヘラしながら、この社会というシステムに戦いを挑む。

そんなことをしたいって、してやるんだって、でも、なかなかうまくいかない。
社会人になって、システムに組み込まれ、声を上げてもかき消される中でも
僕は物語に現れる生物教師米倉、通称Dr.モローの言葉に
彼らが触発されるように僕も触発されるのだ。

目を見張れ。耳をすませ。感覚を研ぎすませ。身軽になれ。飛べる。
準備を怠るな。グレイトエスケープ。


「君たち、世界を変えてみたくはないか?」
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# by ground0803 | 2011-03-26 12:35 | 書籍
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震災で大変なときだけれども、僕は変わらずブログを書いていこうと思う。

久しぶりにタワーレコードで買い物をした。
僕は音楽をよっぽどのことがない場合、店舗で「CD」で買う。

その理由は挙げればキリなく出てくるのだけど、
いちばんの理由は『予期しない偶発的な出会いを期待して』ということだ。

たとえば、itunesでも何でもいいのだけど、
何か買うと当たり前のようにリコメンドしてくれる。

「このアーティストを買った人はこのアーティストも買ってます」みたいな。

これはこれで関係性のあるものをオススメしてくれるし、便利なのだけど、
面白くないのだ。新鮮味もない。味気もない。

同じ音楽の趣味の友人から情報が流れてくる。
貴重な情報だ。ありがたい。99%あの人が好きなら、僕も好きだろう。
クリック。

おいおい、お前フル活用じゃないか。
そうです、大いに恩恵にあずかってます。

けれど、人間とは満足しない生物。
もっと。もっと。もっと。もっと。
新たな出会いを求めている。

そんなわけで僕は定期的にタワレコで足を運び、
視聴をし、手書きのポップを読み、偶発的でフレッシュで
予期しない偶発的な出会いを期待している。

そもそも今日は何のはなしだ?
音楽の話だ。

リコメンドうんぬんは脇に置いてこう。

そんなわけで今日お昼にタワレコに行き、予期しない偶発的な出会いがあったわけです。
その音は店舗のはじっこにちょろっと置いてあるだけで、
誰も見向きもしていなかった。
もしかしたらそれなりに有名かもしれないけど、こういう一瞬の出会いがある。
一瞬の音の出会いが、大きく気持ちを揺れ動かすことがある。

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BLACKBIRD BLACKBIRD/Summer Heart

若干23歳のサンフランシスコ在住の男の子のソロワーク。
ジャケットも素敵なんだけど、音がすごくドリーミーでポップ。

昼でも夜でも時間を問わず気持ちのいい音の数々。
音像はクリアでキラキラしてる。
オススメです。

こういう出会いがあるからやめられないってわけです。

もちろん、視聴機マジックで買ったけど、失敗したなんてことも
多々あるわけですが(笑)


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# by ground0803 | 2011-03-23 18:52 | 音楽
地震から48時間が経過した。

僕は無事でいて、僕自身元気に生きている。
家族も平気。相方も相方の家族もひとまず平気。
けれど、その数百キロ先には今も苦しんでいる人たちがたくさんいる。

僕の友人家族も岩手にいたり、
別の友人も実家が茨城にあったり、
知人のお義父さんが岩手にいたり。

僕は節電や募金くらいしかできることがなく
ただただ祈り、願い、想うばかり。

それでも何か役に立ちたい。
1%で直接的じゃなくてもいし、間接的でもいいから、役に立ちたい。

・Google 探したい人/消息状況がわかるサービス
 ⇒ Person Finder

・Google 今回の災害の情報や被害情報をリアルタイム更新
 ⇒ Google Crisis Response

・災害募金
 ⇒ Yahoo!ボランティア(壁紙購入またはYahoo! ポイント)
 ⇒ TポイントとTカード(Tポイント)
 ⇒ グルーポン(クーポン購入)
 ⇒ goo 募金(壁紙購入)
 ⇒ はてな義援金窓口(はてなポイント)
 ⇒ @nifty Web募金(壁紙購入)

つながりこそが、僕らの武器です。
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# by ground0803 | 2011-03-13 15:36 | つぶ、やき
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ソーシャルメディアを使ってうんちゃら。
ソーシャルグラフを使ってうんちゃら。

ソーシャル。ソーシャル。

巷を見渡せば、そんな言葉がよく聞こえる。

ソーシャルメディアは抜本的な革命だ。
ソーシャルメディアは効果的だ。

そんな話に僕はかなり食傷気味。

僕はソーシャルメディアが好きだし、多大なる恩恵も受けている。
でも、それがソーシャルメディアを使っている人全員に
当てはまるかと言われればそういうわけではない。

ただの情報種集。
ただの友達の近況。
ただの好きなブランドからの情報。
ただの友達からのオススメ。

ソーシャルメディアが使われる正しい方法なんてない。
ひとりひとりが自由に好きなように使えばいい。

個人としても企業としても
作法を考えながら、ソーシャルメディアを使えばいい。

僕は最近、
ソーシャルメディアは誰かにとって、たったひとつでもいいから
一瞬でもいいから、誰かにとって寄り木になるものがあれば、それだけで価値はあると思っている。

過度な期待も過度な否定もせず、
友達の言葉でも、オススメの音楽でも、
自分の人生を有意義に価値あるものにするためのひとつの寄り木になればいいと思っている。

誰かにおめでとうって言われた。
がんばれって言われた。
面白いコンテンツを見つけて、嫌な気分がちょっとだけ晴れた。
友達との他愛もない会話が気分転換になった。
企業からの何気ないつぶやきにクスッと笑ってしまった。

どんな些細なことでもいいから
誰かにとってその瞬間プラスな気持ちに、もしくは考える気持ち
一瞬でも心がときどき立ち止まれば、充分に価値あるものだと思っている。

そんな風な考えて、この目まぐるしく変わりゆくこの面白き時代の一員として
ソーシャルメディアに関わっていければなあ、なんて考えてます。
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先日、久しぶりに髪を切った。
南青山で髪を切り終わったのは夕方4時ころ。

そのとき、僕は何を思ったのか、どこまで歩けるかなあという漠然とした
それでいて、ワクワクするようなことを思いつき、歩いてみることにした。

まずは南青山から国立競技場まで。
友達が住んでることもあり、よく知った道を歩く。

普段、クルマやバスで通り過ぎている道を改めて歩くことは
まるで友人の新しい一面を垣間見る感覚に似ている。

「あー、お前そんな嗜好があったのね」

国立競技場からと都庁前までルートを伸ばす。
同じように歩いている人、そっとたたずむお店
小さな小さな【発見】と【確認】が次から次へと現れる。

「あのお店は何を売っているんだろう」
「ここで働いている人はどんな人たちをお客さんとしてるんだろう」
「この道の先には、こんな景色があったのか」

僕はなんだか無性に楽しくなってきてしまって、
遠回りをしながら、知らない道を曲がってみたり、そんなことを繰り返し繰り返し
都庁前を目指す。

しかし、人とはなかなか欲深い生き物で、都庁前まで行ってしまったら
もう少し行ってみたい。と思うのである。

結局、大江戸線中井をゴールに設定し、歩き出す。
同時に知らない道を好き勝手に歩き、迷う。

すると、人間とはなかなか弱い生き物で、一気に疲労が溢れだす。
自分のテリトリー内だと尚更、溢れだす。

結局、僕はゴール間近で疲労困憊となり、
中井のひとつ手前の駅、東中野で東京散歩を締めくくることになった。

それども、心地よい疲労感と東京というずっと生まれ育った街の景色の
新しい一面を見れて、なんだか得したような、秘密を教えてもらったような気分だった。

東京って広いね。やっぱ。
いい東京散歩でした。
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# by ground0803 | 2011-03-07 15:59 | つぶ、やき
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土曜日。
スパイク・ジョーンズの短編ラブストーリーを見に、渋谷Diesel Art Galleyに行ってきた。

“THERE ARE MANY OF US - I’M HERE”

短編映画のほかに、写真やスケッチや展示物もいくつかあった。

映画自体は素晴らしかったです。
ロボットのラブストーリーで時間にして約30分。
サンダンス映画祭でも上映された『I'm Here』は胸が苦しくなる映画でした。

愛する人のために、大切な人のために、
その人のためならば【自分の全て】を捧げる。

これはサクリファイス(犠牲)の物語ではなくて
コネクト(つながる)物語なんだなあって。

ネタばれになるので、詳しくは書けないけど、
ひとつひとつを失い、与えることで、ひとつひとつふたりがつながっていく。

僕はこのロボットの主人公のシェイドンのように
誰かのためにここまで自分を捧げることができるかなあ。

自分を捧げることがいい悪いじゃなくて
それだけ相手を想えるかどうか。
そして、その想いを伝えられているどうか。

猛省です、自分。
逆のことばかりしています。

人間が本来、持っていたものをなくし
人間が作り出したロボットが本来持ってないものを持っている。

僕の居場所はここ。
僕の生き甲斐はここ。
僕の生き方はこれ。

見ていて、深く考えさせられる映画。

美しい映像と切ない音楽も素晴らしい。
映像で感情を、音楽で琴線を、鳴らしてくる。

ちなみに男ロボットを演じた俳優は『ソーシャルネットワーク』でもサベリン役で
素晴らしい演技を見せたアンドリュー・ガーフィールド。
次回スパイダーマンの俳優さんでもある。
顔は出していないけど、身体で見事に演じています。

スパイク・ジョーンズの展覧会
“THERE ARE MANY OF US - I’M HERE”は
5月15日まで渋谷Diesel Art Galleyで開催中です。

“THERE ARE MANY OF US - I’M HERE”
会場/DIESEL ART GALLERY @DIESEL SHIBUYA B1F
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F Tel. 03-6427-5955
開館時間/11:30-21:00 *不定休

無料なので、お時間がある方は是非。

また、ベルリン映画祭にて、アーケイド・ファイアの音楽をもとにスパイク・ジョーンズが監督を務めた短編映画「Scenes from the Suburbs」も公開が楽しみで仕方がない。

映像のパイオニアと音楽のパイオニアの融合の映画はどんなものなのだろう。
ミュージックビデオはすでに公開中。



最後に『I'm Here』予告編をどうぞ。


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# by ground0803 | 2011-02-28 15:57 | 映画、映像
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2月23日。

ついに元oasisのリアム・ギャラガーの新バンド、『Beady eye』のアルバムがドロップされた。
いくつか曲は公開されていたけれど、アルバムとして通しで聴くことによって見えてくるものがある。

一言でいえば、大好きなアルバム。
今の僕の心境を表している部分が多いかもしれないが、素晴らしいデビューアルバム。

まっすぐ。ただただまっすぐに、進む。止まらない。

聴いていて、心に強く光が宿る。そんな感じ。

リアムの声はとても美しく、色彩豊かだ。
ノエルが脱退したoasisはもういない。
あの素晴らしき楽曲を聴くこともできない。はず。

兄弟喧嘩だとか、解散だとか、世間の目とか
そういった苦しさ、つらさ、わずらわしさ、悲しみを内包して歌う
リアムの声はとても勇気をくれる。
陳腐な表現だけど。

振り返らない。立ち止まらない。前にしか進まない。
俺のやりたいことをやる。俺は俺を信じてる。仲間を信じてる。
音楽の力を信じてる。
だから、歌う。

そんな風に感じるのです。『Beady eye』のアルバムを聴いていると。
タイトルも『Different Gear,Still Speeding』
もろにリアムやほかのメンバーの決意を表しているような気がしている。

音楽もビートルズ、ストーンズ、ザフーいろんな要素が詰め込まれている。
シンプル。だけど、奮い立つ。
この時期に聴けたことが、自分のタイミングとして最適だった。

リアムの声は、可能性を広げてくれる。扉をこじ開けてくれるような
力があるのだなあと聴いていて思った。

走って、走って、そのまま思いっきりジャンプすれば、飛べてしまう。
飛ぼうと思えば、簡単に飛べるよって背中を押してくれるような気にさせてくれる。

自分のギアを力強く変えてくれるこのアルバムに感謝。






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# by ground0803 | 2011-02-25 17:23 | 音楽
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では、Radiohead最新アルバム『The King Of Limbs』のレビューを。

一言でいえば、素晴らしいアルバム。
3年半待った甲斐があった。

曲数はちょっと少なめの8曲。
でも、1曲1曲がものすごい完成度と複雑さで酩酊したような気分になる。
8曲で1曲のようなイメージで、壮大な組曲、物語といった印象だ。

1曲1曲がバラバラじゃなくて、流れるように、だけど、すごく強い音の数々が
脳内に降り注ぐといった感じ。

僕はこれを何度も何度も聴きながら、不思議な感覚に襲われた。
今いる自分の場所から、違う場所へ動いていく感覚。
まるでアリスが不思議の国へ迷い込んだように。
深い深い森の中に引き込まれて行く。

【track1:Bloom】
美しいピアノの調べから始まる曲。
何か大きな不透明で不正確な物語が始まるような予感。
数秒聴いた瞬間に、持ってかれた、心を。

すべてが正確で、心地いい音。
トム・ヨークの声が力強く儚く美しい。

無慈悲なようで、どこか暖かくもある始まりを告げる曲。
このアルバムの中でもとりわけ好きな曲。

【track2:Morning Mr Magpie】
Bloomにそのまま続くような第二章。
とにかくリズムが気持ちいい。
頭の中が溶けていくような錯覚を覚える。

目を閉じて、聴いていると、
ここではないどこかへ、自分自身の存在が移動してしまうようで
気持ちいいんだけど、少しだけ怖さも感じる。
そして、思う。もう動いてしまったんだと。
これはBloomでも同様の印象を感じた。

【track3:Litlte by Little】
Morning Mr Magpieで自分自身の存在がどこかへ移動してしまった僕は
とある広場に辿り着くと鳴っている音楽。

不思議の国のアリスでいえば、穴に落ちて辿り着いた変な生き物たちがいる場所。
生き物たちがワイワイ、ガヤガヤやっている。
正しいのか、正しくないのか、正常なのか、異常なのか。
そんな世界観を与えてくれる1曲。

【track4:Feral】
不思議な生き物たちが深い森の中で騒々しく騒いでいる。
アリスのように、白いウサギを探しながら次のステージへ。

ここではまた同じ世界観の中でありながら、毛色の違った世界が広がっている。
自分の足は後ろに戻ることも、立ち止まることもできない。
ただひたすら、前に進むだけだ。

流れてくる音の粒子が集まって、砕けて、廻って、鳴っている。
恐怖を感じながらも、更に足を進めるようなトランス感を与えてくれる曲。

【track5:Lotus Flower】
昨日、公開されたトム・ヨークのコンテンポラリーダンス
(一部では暗黒阿波踊りなんていわれてるけど)の1曲。

美しいけど、やはりどこか不気味さがスパイスとして入り込んでいるような
中毒性の高い楽曲。

深い深い森の中を歩きながら、思う。戻った方がいい。
不気味だけど、気になる、知りたくなる、でも、これ以上近づいてたらいけない。
さらに深い森の奥へと。

【track6:Codex】
美しく悲しいバラード。
家に帰りたい。帰りたいけど、帰り道がわからない。
どうしてこの世界に入ってしまったのだろう。

ピアノとトム・ヨークの声がキレイに世界を構築していく。
悲しさの中に優しさも織り交ぜながら。

【track7:Give Up The Ghost】
帰りたいのに、帰れない。
この森は深く長い。

でも、もしかしたら帰れるかもしれない。
と、不思議な生き物が教えてくれた。

「帰り道はあるよ、たぶん、ね」

これは昨年のフジロックでもトム・ヨークが披露した曲。
ひとりで奏でるトム・ヨークも素晴らしく美しかった。


【track8:Separator】
自分がいる世界に、自分がいる日常に帰る為に。
音は確かに聴こえている。
深い森へと迷い込んだ自分が帰る場所は、ここではない。

立ち止まることも、後戻りすることも、今はできる。
でも、しない。前へ歩き続ける。
後ろから背中を押してくれるような、優しさと力強さに満ちた曲。

こうやって全曲を聴いてみると、やはり一貫した物語性を感じる。
と僕は勝手に思っている。あくまで勝手にだ。余計なお世話というやつだ。

ただタイトルにもなっている『The King Of Limbs』
どこかそういう印象を感じてしまった自分がいる。

とにもかくにも、傑作のアルバムの誕生である。
あとは是非。日本へ!
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# by ground0803 | 2011-02-19 19:36 | 音楽
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昨日、ついに3年半振りにRadioheadの最新アルバム
『The King Of Limbs』がデジタル配信解禁となった。

レビューの前に一連のアルバム投下までの流れを整理しよう。

前作『in rainbows』では突然webサイトにアルバム発売を宣言。
そのままユーザが自由に価格を設定し、購入できる方法を実施。
(極論、0円でも買えた)

この方法はフリーミアムだ、音楽業界の革命だと
賛否両論含め多大なる議論を巻き起こした。
ちなみにそのような革命的配信方法でもCDは全英、全米1位を獲得。
このへんの音楽におけるインターネット、販売、流通、店舗あたりのことは
別途違う記事で書こうと思う。

とにもかくにも、もはやRadioheadが作品以外の販売方法も非常に注目の的になっている。

そんな中、2011年2月14日に突如アルバム完成のアナウンスが流れる。
サイトは英語と日本語の2種類。

販売方法はデジタル配信(MP3かWAV2パターン)とニュースペーパーアルバム
これはデジタルデータ、CD、アートワーク等が入ったスペシャルボックス。

価格は前回とは違い指定されている。サイトで予約をすると
今週末にデジタル配信が可能とのこと。
もうどれだけ待ち望んだことか。

しかし、ここで事件が起こる。

Radioheadの公式twitterのアカウントから以下のtweetがされる。

「渋谷 ハチ公前 18時59分」

英語のtweetの中で、唯一の日本語。
この情報が世界レベルで一気にバズが起こる。

「渋谷でライブをやるんじゃないか」
「新曲全曲公開」
「フジロックのヘッドライナー発表」

こんな噂が飛びに飛んで、僕も現地に行く予定だった。
しかし、日本のレーベルからの突如の中止のアナウンス。
渋谷の企画を中止し、サイトでスペシャルオンライン企画を行うとのこと。

渋谷に行けなかった人も含めて、より多くの人がサイトに訪れる。
ちなみに渋谷では何も起きなかったのだが、
相当数の人がハチ公前に集まる写真がたくさんアップされている)

18時59分。当然のようにサーバーダウン。
するとユーザ同士で情報が飛び交う。Youtubeにアップされてる。

それがこれ↓
Radioheadの新曲【Lotus Flower】


おそらくこれをスクランブル交差点のビジョンで流す予定だったのだろうということで
事態は収束した。に思われた。

「予定していたアルバム配信を一日繰り上げる」

これにまた世界中が慌てふためいた。
メールが来ると思っていた人(僕です)
やっぱりサーバーダウンして、ダウンロードできない人。

こうしてRadioheadの最新アルバム『The King Of Limbs』は3年半振りに世界に投下された。
ここまで世界中を振り回せるバンドはどれだけいるだろう。

レビューは次の記事にします。
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# by ground0803 | 2011-02-19 18:30 | 音楽
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最近、こんなことをつらつらと考えます。
bankbandで同名の曲がありましたが、この言葉ってすごくいいなあと思うんです。

【to U】

これには

to you
to universe

ふたつの意味が込められている。

これが【for U】 じゃ違う気がしてて。
「あなたのために」「地球(宇宙)のために」ではちょっと重い。

【for】がLoveなら【to】はLikeのような感じ。
と申したのはうちのネイティブスタッフ。

つまり、ビジネスとして考えた場合、
企業は今後【to U】の気持ちで消費者(パートナー)とお付き合いしていくのはどうだろうか、と。
押し付けすぎず、重すぎず、適度な距離で情報やサービスを届ける。
同時に自分たちが生きている世界にも、適度な距離で貢献できたら。

そんなこと別の言葉ですでにいろんな方が言ってますよね。
でも、なんかイマイチ僕はしっくりこなかったんです。
あくまで、僕はの話です。

たとえば、地球や宇宙に関して。
僕はひねくれているので、エコ!!!とかロハス!!!とかそういうものを
全面に押し出されるのはあまり賛同できません。
だって、僕らは何かしらの文明を使い、やはりそれなりに地球や僕らが生きている世界に
害をもたらしているんじゃないかなあと思うわけで。
※ここは今回のブログの本筋じゃないので、割愛します。
誤解されたらすいません。

なので、そういった部分でも【for U】じゃなくて、【to U】のほうがイメージに近いなあって。

それはプライベートでもいえることで、
恋人や家族とかに「あなたのために〇〇してあげたのに!」って言ってしまったら
それはなんか押しつけがましいし、きっと相手にも届かない。

「あなたのために」じゃなくて「あなたに」「あなたへ」ぐらいがちょうどいいし、
そっちのほうが相手に届く、伝わるような気がしているのです。

もちろん、それでも届かないことは多々あるわけですが。。。

ソーシャルメディアの発展により、SIPSという新しい概念も言われていますが、
僕はSIPSという概念も頭に入れながら【to U】って概念も頭に入れて
仕事もプライベートもやりたいなあなんて思います。

そっと近くに、気づけば近くに。
そんな風にできたら、もっと世の中はよくなって、笑いあえる人たちが増えるといいなあと思っています。

でも、想いが強いとそういうわけにもいかないんですよね。
やっぱり、届いてほしいし、伝わってほしいから。
声を大きくして言いたくなる。

それはそれでいいと僕は思うんです。
こと、ビジネスではなく、プライベートに関しては。

それはロジックとか統計とか頭でっかちなことじゃなくて
どうしたって割り切れない【感情】がそこにはあって、
その【感情】が突き動かしているものは、もはや理由なんて関係ない。

だから、【to U】と【for U】
とても似ていて、近しい言葉だからこそ、大事に使っていきたいなと思うのです。

最後に名曲【to U】をどうぞ。

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