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マイ・ブルーベリー・ナイツ

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ウォン・カーワァイ監督最新作。
初の英語劇&ハリウッド作品。

マイ・ブルーベリー・ナイツ

個人的にウォン・カーワァイの作品は好きでも嫌いでもないけれど、この映画を見たいと思ったのは、タイトルと初の英語劇だということ。

彼独特の映像美は堪能できるが、ストーリーとしては極めて陳腐。これがウォン・カーワァイの作品じゃなかったら、いったいどんな評価が下されるのだろうか。

ノラ・ジョーンズ主演ということが話題になっているけれど、さほどそこにも興味はない。

ここで描かれる物語は、主人公のエリザベスの過去の決別と旅立ちだ。決して、これがラブストーリーある必要はないと思う。ジュード・ロウも果たして必要なのか。

エリザベスが各地を回り、出会う人々。
それぞれのエピソードはひとつの短編になりえるものだけど、ひとつの大きな流れで見たときには決していいとはいえない。ただ、役者たちが素晴らしいので(レイチェル・ワイズやナタリー・ポートマン)見ごたえはある。

素敵なキスシーンと言われているあのシーンは本当に素敵だろうか?
僕にはちょっとわからない。なぜなら、決してリアルじゃないからだ。映画はリアルを内包するものであって、それが必ずしも反映されていなければいけないわけではない。

でも、それをつっこみたくなるのは、
ジュード・ロウが元恋人と別れるシーンという布石があるからだ。

あれが、とてもリアルだったからこそ、あのキスシーンはリアルでいくべきだと思う。

なんだかいろいろと言っているが、ウォン・カーワァイの世界観はさすが。
映像しかり、音楽しかり。

ただ物足りない。

なぜなら、ストーリーが映像と音楽に呼応していないからだと思う。

もっといけるだろと期待していた分、残念であった。
by ground0803 | 2008-03-31 13:08 | 映画、映像